投稿

師走 6

イメージ
      進む横 蝶のヒラヒラ 小春日和 こなれた季節 ひたすら惜しむ      雨も森 傘打つ音 圧っす風 キリノミタケ探し 奥に分け入る

師走 5

イメージ
       才なきを 憾む定めは ありきたり 笑い飛ばせれば それやったり       人の生き 深く想えば 煩わし ごく軽やかに 足蹴にすれば

師走 4

イメージ
       歩く前 過ぎる蝶 視線送り 笑み添える君 たおやかにして       時流る 歩みはいつも 異なりて その理由誰も 質すことなし

師走 3 

イメージ
       陽は暖 風は寒として 落差あり 黙々歩めば 着衣煩わし                         森の小径 追い抜くバイク けたたまし 草に寝転ぶ 男は起きず

師走 2

イメージ
       老いて連れ 少なくなりて 身に沁むは あの勢いは 仮初めのそれ       時の進み まどろっかしく もっと早く 行き着きたい ゴールとやらへ

師走 1

イメージ
         終日 在宅ならば 想いなく 戸外に遊べば 何がしら生まる       家制度 残滓そのもの 反対論 別姓は「個」の 歩み一里塚