投稿

11月, 2025の投稿を表示しています

霜月 8

イメージ
      悄然と ベンチに座り それ老爺 時の進みの 遅さも貶さず       追い縋る 後ろ髪引く 野猫あり 帰るに帰れぬ 老婆宥めて  

霜月 7

イメージ
      始まりと 終わりは正に 在ってない 絶え間なく流る 時の撓み       打つ手ない 膠着状態 展望開けず 退けず進めず 終わりないゲーム  

霜月 6 

イメージ
                 飛鳥3    雲中に 気温轟く 姿なし 何処に向かう 空は広し    友に向かう 心と熱の 消え失せて ボールペンの持ち 長くなりて  

霜月 5

イメージ
                10万トン超え       孤独かな 突然来ない 老境に 長らくずっと 慣れ親しんだ       遅まきの 秋の佇まい ホッとした あの異常さ 付き纏うかと  

霜月 4

イメージ
            次々と 失いつつある 友ばらよ 亡くならずとも 消える存在       ストーリない 恋人岬 観光地 踊りたくても ただ立ち尽くす  

霜月 3

イメージ
            明日こそ 頑張ろうと 思ってた 十代の頃 そしてその後も       朝の風 雨の匂いの 漂えば 少しの不穏 騒つく心  

霜月 2

イメージ
                          長年 目見えを期した 人の逝く 呆気なきかな この世の定め       詠まずとも 願うことあれ 時として 読んだとしても そぐわぬことも  

霜月 1

イメージ
                     深夜起き 眠れぬままに 時の経ち いつもの妄想 使いべりせず           履歴見る 詐欺電だらけ 空恐ろし 向こうの悪人 薄い境