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文月・8

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          大騒ぎ 雀イキイキ 雨楽し 忙しなさこそ 生きてる証  

文月・7

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           絡み付く 思い出かけら 引き起こす 情緒の渦 深く寝入るまで  

文月・6

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      また会えたら 何も尋くまい 漂う気 共通できたら あの世も楽し  

文月・5

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           先逝った ずっと縋り 付いて行く そんな気持ち あえなく消え

文月・4

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       じっと待つ ロイヤとしての 最後の辞 結局書かず 代わりに死来る  

文月・3

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      夢に出た 馴染めなかった 君の妻 何しに出でた 訝しさ残る  

文月・2

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      批評家で 当事者じゃ なかったな 的を射たそれ 慈愛に満ちて  

文月・1

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          ふと想う 葉書書こうと 新家族 お転婆子猫 でも もう出せない  

水無月・9

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     群れるのが どうしてもイヤ さればなら 孤独やむなし そこで楽しめ  

水無月・8

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      数々の 思い出浮かぶ 目の当たり 全てを封じ ただ波音聴く  

水無月・7

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          雲流る 台風一過 青空背に 沸る猛暑 彷彿とさせ

水無月・6

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      樹木名 当てるゲーム 興じたね 「錦木」で勝ち 君 顔顰める   

水無月・5

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             雨掛かる 漫ろ歩きや 香ばし あるいは草し 近傍の森

水無月・4

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              森歩く ふと漏らす「くそー」 何に向け? 寂寞感か 無力感か

水無月・3

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       言い間違う 俳句と短歌 微かに 認知の風を 時たま感ず 

水無月・2

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        偲ばるる 根室近くの 温泉宿 のんびり過ごす 鹿爪の君

水無月・1

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         突如消え 言葉遺さず 遺したのは 絵葉書数葉 何が浮かぶや  

皐月・9

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        嘆く友 時代が基準 悔やむ友 掴み難しや 見えぬ時代

皐月・8

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      送付先 徐々に減少 時候の短歌(うた)変わらず巡る 季節味気なし  

皐月・7

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     「何故?」と 問うこと勿れ 解がない 繰り返された 出自の探し