青い空 円描くトビ 白い雲 どこまで見える あやかりたし




 

 「トンビがヒョロリと輪をかいた」という趣旨の歌謡曲が6、70年前にあり、比較的よく耳にしていた。そのせいかトンビには親近感を感じる。

 大空をゆったり滑空しながら円を描いている。それもとてつもなく高いところから、マンションの窓辺くらいまで幅が大きい。その間にピョロリかヒョロリか鳴いている。自由人そのものである。

  大空を 心地よさげに 遊泳す いいないいなと トンビ見上げる

 たまに餌付けを試みる人もいる。決まった場所で、決まった時間に、鶏肉なんぞを用意しながら寄ってくる。トンビが集まってくると。エイッとばかりにその鶏肉を空中に投げる。トンビに咥えてもらえればよし、それでなければ鶏肉は落下してぐちゃぐちゃになる。

 ところで最近、鎌倉や神戸のポルトバザールや京都でトビの被害(人の食べ物を急降下して奪取するらしい)に対する注意喚起を促す張り紙を見て驚かされた。

 彼らとて食べていくのは大変なのだ。







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