膨らみて コブシの冬芽 風に揺れ オフホワイトの 花びら厚し

 

 垂水駅前のレバンテ広場の周囲のコブシ。春一番に咲くコブシの花。冬芽が膨らむと多少時間はかかるとはいえ、あのシンプルでノーブルな白い花の開花に思いを馳せることになる。(平磯緑地にも少しある。)

 以前コブシの花を見ていると、そこにスーとタクシーが来て止まり、中から運転手さんが「それ何?」ときいてきた。「コブシですね。」と答えると、何も言わず要領を得ないといった感じで、タクシーは去っていった。コブシって一般的ではないのかも。

 モクレンの仲間でどうしても花びらは肉厚な印象を拭えない。(モクレンといえば、元町の大丸周辺。)

 白い花といえば、ユキヤナギ。そして対でオオシマザクラに思いが行く。(平磯緑地にソメイヨシノは少ししかなく、ほとんどがオオシマザクラやヤマザクラと思われる。)ここではほぼ時を同じくして、ユキヤナギとオオシマザクラが満開を迎える。壮観。

 そしてキョウチクトウの白い花。舞子のホテルセトレの玄関が例年見事だ。最近はあまり聞かないが、舐めたり、茎をバーベキュウの串にしての中毒事故が頭をよぎる。

                         オオシマザクラとユキヤナギ

 そしてムクゲ。

 シマトネリコの花も目を見張る。平磯緑地の球場横が圧巻。

 そしてサルスベリ。垂水区役所北の通りの街路樹。

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