改めて 課題教えられ 王将戦 何処を見つめて 盤前に座す


 

 藤井四冠が王将戦第3局を制し、勝利確定に王手をかけた。勝利インタビューで次のようの答えた。「いろいろ課題が見つかった。次戦に備えて対処したい。」

 今の将棋界で藤井四冠より課題が少ない棋士はいないとは思うが、その彼においてさえ課題が残るらしい。

 藤井四冠は、学業も優秀であった。

 学校ではなぜ同じことを繰り返し教えるの、と母親に聞いたことがあるらしい。よくできる子にはありがちな疑問ではある。しかし、逆によくできない子やその保護者からすれば、頭にくることではある。

 このような質問は、親としては困る。そんなことを言っちゃいけません、としかいえなかったようだ。優秀すぎる子供が、うまく世間と折り合いをつけることができるか、心配の種は尽きないだろう。そう言った観点から勝利インタビューは、いつも同じような感じだ。課題が見つかり克服に努力したい。(相手の方がもっと課題が多いが・・・・)

 しばらく藤井四冠の肉声は聞けないのだろう。いつかその肉声を耳にした時世間は驚愕するかもしれない。多分将棋における彼の才能と同じくらいに。

 それにしてもこの快進撃はどうだ。リアルタイムでこの快進撃を見ることは幸せと言わざるを得ない。

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