松葉踏み トレイル行けば メジロ群れ 樹々からサッと 隣の薮へ
毎朝ランニングめいたものを行うのがルーティンだ。場所は平磯緑地。主なコースは二つ。一つは木々の間を向ける林間コース。木々のせいで風当たりは少なく、陽も当たりにくい。やや高低があり、曲がってもいる。もう一つは車道の脇の歩道コース。風当たりと陽当たりがすごい。高低がなく、コースもストレート。ずっと先まで見通せる。二つのコースの目的地は緑地の南東端の展望所だ。展望できるのは南から北東まで。金剛葛城、鉢伏山、旗振山鹿が臨める。
そしてもう一つがトレイルと呼んでいる、文字通り木々の間を抜けていく自然にできたコースだ。主なコース二つがアスファルト舗装に対して地道だ。管理者が関与せず、多くの人が分け入って自然にコースらしき物ができた。小鳥や鳩それに猫などそこを住居としている連中にはとんだ迷惑者というわけだ。
というわけで迷惑者はできるだけ迷惑をかけないようにしないといけない。鳩とは折り合いがついている。鳩が餌を漁っているときは、ランナーはそれを避けて通る。そうすると小鳥たちも、そのランナーが危険を運んできたわけではないと判断して、やや警戒が緩む。ランナーにしてみれば幾分近目にそして長めに小鳥たちを鑑賞できることになる。
メジロは小さくて渋い緑色のコートを羽織っている。軽率にも長く鶯かなーと思っていた。目の周りは白く縁取られている。ところでこの日彼らが集団でいるのを初めてみた。迅速だが緊急というわけではなく、集団は個々に同一方向に、人間から遠ざかっていく。風のない暖かい冬の午前だ。
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