白雲の 高く浮かび 音のない 昼下がりの森 所在のない間
右の山が鉢伏山。頂上付近に展望台が見える。頂上から真っ直ぐに山電須磨浦公園駅に下ると、眺望がズンズン開けて気が晴れる。
左が旗振山。摂津と播磨の国境。旗で情報を伝達した。したがって二つの地方がよく見える。絶景。東を臨むと足元にモチノキが植えられている。
この二つの山の背後には大きな山塊が控えている。淡路島の花桟敷公園から見るとそれがよくわかる。六甲連山だ。つまりこの鉢伏山が六甲連山縦走の最初の山ということになる。
ところで芭蕉の「旅に病んで 夢は枯野を かけめぐる」だが、夢を見るのだったら枯野ではなく緑野の方じゃない、と思ってしまう。枯野が季語だから、それはまずいとか、現に夢見たのが枯野だったから、それで良いとか、いろいろな意見があろう。
でも駆け巡りたいのはどっち? 枯野? 緑野?
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