歩き出す 春雨の下 曇天が 何故か似合って 包まれるよう
雨が降っているのにあえて歩き出したわけではない。歩かなければいけない時に雨がたまたま降り出しただけだる。
あることを思い出した。高校生の時だ。山登りが好きで、最終的には西穂で亡くなった友人が、こんなことを言った。「〇〇(別の友人の名前)曇りの日が好きなんだって。変なやつだなー」いつも的外れの話の多いえ友人だったから、その時完全にスルーしたのだが、本心は、別に曇りの日が好きだっていいじゃないか、だった。
それにしても久しぶりの雨は懐かしく愛おしい。
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