嘘をつく 相手もなしの 4月ばか 爽やか風の 通り過ぎゆき
いっときは名も知れてない会社の代表者なんて肩書きは、怪しいものの一つであった。ところが昨今はどうだろう。どんな小さな会社であろうと代表者っていう肩書きがないと一人前じゃないような雰囲気が漂う。発言するにしろ行動するにしろ、一人前でないと話にならない。一方会社員なんて自立した人間の見識とか度量とかがないような感じ。歯車感が半端ない。
その昔は、会社員だからこそ個人でやるより大きなことができる、って言われたこともあった。考えてみれば、全ての会社員がそういう状況にあるとは限らない。
仮に会社員で企業の代表者に伍することができる人間がいるとしたら、自分は会社員ではあるが、これこれの理由で大きなことができるという、主張並びに立証責任を尽くさなければならない。
現今の閉塞した社会にあって、会社員は最も覇気に欠けた存在としての認識が広がりつつある。先行きに一切のリスクを想定しない人間はその時点で社会の落伍者候補ということになる。なぜならあらゆる人にリスクは常に用意されているからだ。
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