あたかも ナチス蛮行 目の当たり デジャブ感 半端がない
道端の遺体に地雷を仕掛け、遺体を丁寧に扱おうとする人を殺める、侵略地から子供を大量に拉致し、戦士として洗脳し、侵略地への再侵略に利用する等々。人間としての悪辣さだけが異常に研ぎ澄まされた人々。ナチスの所業を知って彼らは人間かと頭を抱えた時と同じことがまた起こっている。それも残酷なことにリアルタイムで。
世界中で先陣を切って死刑制度を廃止したヨーロッパ諸国を嘲笑うかのような天の配剤だ。その昔ヨーロッパ列強も植民地施策では言い尽くし難い所業を続けてはきた。今がその反省の上に成り立っているとしたら、彼の国にも同じような経過を祈らざるを得ない。
ドストエフスキーを読んでいて、ふと思うこと。祖国の粗暴さと、無教養を心底嘆き、絶望する姿。
ナワシログミリュック・ベッソンの「アナ」。米ソのスパイ戦を描いている。とっても面白いのだが、フランス人の好悪が垣間見れる。共に嫌いなのだ。騒がしくて無教養だから。でもどちらかと言えばアメリカに親近感を感じている。まだ人間味を残しているからだろう。ところでこの映画、「何ヶ月後」「何ヶ月前」のキャプションがやたらと出てくる。時系列が行ったり来たり凄まじい。要は監督が遊んでいるのだ。とっても楽しめる。
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