雨止みの 朝は清しく 森映える 声だけの小鳥 喧(かまびす)しい
散歩コースは、西は舞子公園、東は平磯緑地の東端。ずっと明石海峡に面している。行き交う船も多いが、霧が出ている日はほとんど見かけない。ところが既に海峡に多くの船が入っているのに、霧が出てきたとなると大変だ。霧笛がうるさく飛び交うことになる。靄っている日には海はドロンとだらしなく、西風厳しい時化た海が懐かしい。東から明石海峡を越えるとそこは大きくえぐれた播磨灘となる。目の前に家島群島と小豆島が待っている。明石海峡を大門と喩えた万葉歌が確かあった。
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