大雨に 激しい風の 続く中 沖出る舟の 行方目で追う


             
     NUMBERS~天才数学者の事件ファイルを毎日見ている。かなりの数学上の蘊蓄が含まれていて、脚本担当者は大変だなーと思っていたが、現実には多くの数学専門家が関与しているようだ。
 従前の流れと関連していえば、最近の犯罪対策はプロファイリング技術の導入だが、本作はそのプロファイリングに数学を導入したということにある。例えば連続殺人事件が起こったとすると、その関連性に着目される。もちろん本作でもそれは同じだ。手法が異なる。
 芝生に水を撒いている。水の出口は一つなのに、水飛沫は多方面に散らばっている。この散らばった先を殺人現場として、水の出口すなわち犯人の所在地を数式を立てて解明しようとするわけである。

 水の自然現象と人間の犯罪行動が同じかどうか、同じでないならどの程度ずれるかは、あまり問題視されない。

 現実の犯罪捜査ではいまだに警察官が闇雲に、忙しそうに走る回るイメージだから、何かの方向づけがあるだけでも、かなり改善されたと捉えられる。

 結構高度な数学的知見が披露されるが、もちろんのこと視聴者が理解しているとは言い難い。だからいい加減な知見を振り回しているのではと勘繰りたくなるのだが、どっこいそれは違います、というのが、番組を長続きさせている。

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