風に乗る 草刈りたての 匂いする 生の凄惨 つい顔背け

 

                クスダマツメクサ


 この季節毎年公園では雑草整理が行われる。整理しないと見栄えも悪いし、よからぬ虫も這い出すかもしれない、防犯上の観点もあるかもしれない。

 雑草を刈るとその匂いがする。この匂いには前からとても関心が強かった。好きでも嫌いでもないが、強いインパクトを感じるわけだ。

  草を刈る むせ返る香に 顔背け 生の壮絶 圧倒される

  草刈りの脇を通れば 匂い立つ 生の悦び 生の猥雑

 多分感じているのは生命力そのものではないかと思う。

コメント

このブログの人気の投稿

挨拶ハガキ

捨てるに捨てられない