野良猫を 手懐ける人 引きも切らず 人は苦手か 匂う風情かな

                エニシダ(金雀枝)
                

 あれっと言う複数の人が薦めてくれた本がある。石原吉郎「望郷と海」だ。批判を許さない、と言う雰囲気の中での持ち出し方であった。何気なくペイジを捲り始めた。かような仕儀は正直初めてのことだ。読みながら賛同できる部分には棒線を、賛同できない部分には波線を入れ、それだけでは意を尽くせない部分は遠慮なく自分の言葉を書き込んでいった。

 読書する時一方的に受容するのはいかがなものかと思い始めている。受けてそして発することが必要だ。

 片言隻句をもって論じるのはやめておこう。通読した以降に感想を述べてみることにする。

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