自らを 全て晒して 芯打てば 悔しさの消え 悲しさ流るや

 

 実務には役に立たざるうた人と 我を見る人に 金借りにけり

 その後に我を捨てし友も あの頃はともに書読み ともに遊びき

 買いおきし 薬つきたる朝に来し 友のなさけの為替のかなしさ

                           啄木歌集より

                            




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