どうしても3時間ほど潰さなくてはならない仕儀になり、1時間は書店と決め、後はアウトレットにする。若者と同じくらい老人もいる世界だが、若者の購買活動が活発な割に老人のそれはパッとしない。懐具合が違うのかと思えば、むしろ逆で持っているのは老人側だ。考えた結果の結論は次のようなものだ。つまり買い物は無駄である。買ったものの9割は本来の役割を果たすことなく廃棄される。老人は長く生きていたおかげで多くの買い物をし、そして多くの失敗を重ねてきた。つまり具体的現実的に買い物をしなくても、その失敗を見通すことができ、わざわざ現実に買い物をしなくてもいいというわけだ。
老人とは多くの失敗を重ねてきた人なのだ。
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