騒がし 雨落つ前の 鳥の衆 不気味な予感 心乱すや+ご報告

                  西穂のピーク


  西穂は、旧友が遭難死した山だ。山登りのきっかけを作ってくれた。高校1年生の時、いきなり六甲山全山縦走へのお誘いだ。表向き58キロ。大袈裟に言いたいのだろう。実際は40キロくらいだろうか。大学入学には3浪した。大学進学を弟に越されたようなこともあった。そんな悲哀を認めた母親のエッセイが新聞に掲載されたこともあった。

 浪人中は京都に下宿していた。何度か訪れたことがあった。もともと裕福な医者の子息であったが、そんな彼に金をせびるにくる友人もあったらしい。高校の同級生だから、顔くらいは知っている。興味があったので対応を聞いてみた。飯屋に連れて行って、腹一杯食わせて、それで帰ってもらうと、いった。感心もし、呆れもした。

 松岡修造ばりにガッツのある人だったが、頭は良くなかった、ただ裏表のない性格で、人には安心感を与えた。大学教授になり、学会の会長までになった。多分知人の中の出世頭だろう。

 西穂山荘に下ってくる途中で上高地側に滑落した。

 高校時代は山で死にたいとは言っていたが、そんな話を聞いても、家族は慰められないだろう。


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