もう死ぬの やっと死ぬの お疲れ様 生まれた以上 詮なき定め
ここのところ立て続けに「死」が身近に迫っている。怖いとか恐ろしいとかの世界ではないようなのだが、ただ悪い流れに入りかけてるのかなと、最近やや少し頭をよぎる。
高校時代の友人がいて長患い、療養所に入っていた。その彼を高校時代の友人二人で長年支えてきた。支えるって言っても、所詮施設の近くでバーベキュウをしたり、寿司屋やスナックに連れ出して気焔を上げる程度。長患いと言っても、病気そのものではなく、機能障害で療養所生活を余儀なくされていたわけ。
しかし結局彼は憤懣を抱えたまま今冬命を終えた。ところが今まで支えてきた二人のうちの一人が最近おかしくなってきた。残った方が今度は彼を月に一二度見舞って支える。この流れの中、最後に残った方を見守るのは誰だっていう話。
確かに昔聞いた。長く生きて知り合いが誰もいなくなった世界。それこそ地獄だという話。
そういえば世界記録並みの長寿者が出ると、長寿だ長寿だと世間は手放しで騒いでいる。だけどご本人の生の声は如何なものか。出てくるのは建前ばかりか。もし鬱陶しい話だったら、どうなる。世間のために建前ばかりに覆い尽くされる。
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