閉じられて そこで終わった 人生本 翻弄され 皆オンザウェイ







 

       藤井五冠が王位戦第二局を制した。我が家では、多くの日本の家庭と同じように、大谷くんと藤井くんがダントツの二大ヒーローだ。二人の圧倒的な実績は言うまでもないが、何より引き付けるのは、将棋や野球に対する厳しいひたむきさだ。好きだからやっている。これが文字通りストレートに訴えてくる。それと礼儀正しさだ。これは教育を受けてそうなったというよりも、前述のひたむきさから自然と奔り出たと言った方が正確だ。特に大谷くんの野球用具に対する扱い方は、用具に人格を感じるほどだ。フォアボールを得た時、大谷くんはバットをそっと地面に置く。

 違いはどこか。藤井くんはボソボソ喋る。マスク越しだと聞き取るのは不可能に近い。大谷くんは言葉明瞭、趣旨も明瞭だ。ただ人前で喋るのは好きではないみたい。共に強固な自己表現の場を有している。それ以外は付け足しということ。


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