梅雨の明け 径の真ん中 猫座る 行き交うランナー 睥睨しつつ
猫とは20年くらい前まではほとんど縁がなかった。縁があったのはずっと犬だった。それもコリーだった。それが23年前たまたま寄ったペットショップでアビシニアンの姉妹をみつけた。何回か通う内に目に力のあった姉猫が買い取られ、頼りなげな妹猫が残った。この事態で決心がついた。即刻買い取った。この子猫は元気いっぱいで、カーテンに飛びついて、爪を立て、そのままカーテンを切り裂きながら、着地するという技を得意としていた。気位が高く、餌の用意を忘れても、ほとんど急かすようなことはなかった。エチオピアのお姫様だ、と家族で称えていた。気が短くよく引っ掻かれたものだ。
森の中の猫もそんな猫を彷彿とさせる。
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