明日に死す 死刑囚怯え その先の 我ら恐れず 希望に麻痺か






 

   幼い頃、年いった人は死が近づき、さぞや怖いことだろうなと想像した。その頃死はとても怖いものだった。

 さて現実はどうだろう。実はあまり怖くは思っていません。というのは多分不正確なのだろう。余命の宣告を受けて、さあ残された時をいかに過ごそうかと考えている人は、違う感慨を持っているかもしれない。

 ドストエフスキーによれば、一番希望を意識するのは死刑囚だそうだ。刑の執行のその時まで恩赦の知らせに希望を託す。  


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