ひらひらと 舞い落ちてくる 黄色い葉 風に冷気を 探し求めて













                    桜の樹液
             

    暗殺者の凶弾は、思わぬ波紋を生じ、政界を騒つかせ、思いもよらぬ被害者救済に世間の耳目を集めさせるに至っている。
 功績のある指導者は悲運としか言いようがないが、本来憎むべき暗殺者の結果的に果たした役割は小さなものとは言えない。
 絡み合う因果の闇は複雑な絵模様を描き、渦中にあるものには漠然とした不安しか招かない。
 全ては後世の史家に委ねよう。

コメント

このブログの人気の投稿

挨拶ハガキ

捨てるに捨てられない