秋の日 晴天続き 気も緩む 加害の蠢き しばし忘れん

 


   創作の場では、常套表現の排除が基本的なテーマであることは間違いがない。そしてより突っ込むと常套思考に行き着くはずだ。この思考を排除するとなると物事は簡単でなくなる。常套思考は表現者を防御しているとも言えそうだからである。元も子もなくす事態の招来を案ずる。

 短歌を作るときまず一句が浮かぶ。そしてそのほかの部分を埋めることになるが、性急な質の人になると、その部分は出来合いで済ますことになる。その部分も自前ということになると時間もかかるし、しかもそれがいい出来とは限らないことも少なくはない。

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