責めないで 責めれば驕り 滲み出る 恥ずかしみつる 身なら尚更









                  イモカタバミ


 「シリウスの道」の100頁までで印象的なシーンを記しておこう。

 まず第1。広告代理店の新入社員の話。契約先から契約を打ち切られそうになって、必死に説得を試みるもうまくいかない。そこでやむなく土下座までして契約の継続を勝ち取った。それを聞いた本編の主人公でもある上司の副部長は、強く諌める。「土下座なんか真っ当な商売のやり方だと思ってんのか。」土下座まですることが熱意の表れと捉えられ、推奨されかねない企業風土に対して明確な立ち位置を示したシーンだ。

 第2。主人公の中学時代の回想シーン。近所の幼馴染の少女がお好み焼きやで告白するシーン。「わたし、お父ちゃんに犯された。」

 ところで設定の柱の一つが主人公の副部長と上司の部長の関係。副部長38歳。部長42歳。美貌の女性とあっさり表現されている。



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