海面を 滑空していく 海鳥を いつか堕ちなんと 凝視する浜

                    アラカシ

  住まいのごく近くに明石焼の店があった。焼酎の種類も多くあても悪くはなかったし、接客もマスターの後輩だというアメラグかラグビーの現役の学生が入れ替わり立ち替わり務め、それなりによかった。ところが汚かった。店中油がまわり、その上に埃が乗った印象だった。

 それはずっと気になって徐々に足が引き気味だった。マスターともその母親ともよく話す関係ではあったが、それでも気になってはいた。

 そこにコロナだ。さっとあっという間に客が引いた。引いた理由は違うとは思う。出入り口以外に開口部がなかったのだ。換気状態が極めて悪いと判断されたのだろう。

 そこが昨年後半閉店し、すぐに別の店が昨年末開店した。持ち帰り専門のたこ焼き店だった。小学生の孫の話によれば、まだ腕が未熟らしい。

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