語数気にし ステレオタイプ 並べるより 溢るる言葉 遊び呆けて

                    エニシダ
 

 認知症を患っている人と接していて感じること。まずい事態になった時、たとえばお漏らしをした時、その時は当人も困惑し、二度と同じような羽目に陥らないようにしようと思う。しかし現実にはその短期記憶は残らない。まずい記憶と二度とするまいという決意は霧散してしまう。だから同じような失敗を繰り返す。あの人は人間的におかしいのではというあらぬ方向に評価が向かってしまう。

 逆のことも起こる。楽しいことがあってもそれは記憶にとどまらない。楽しい思い出は本来どんな役割を果たしているのか。

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