老いの尿 裸足で踏み付け 気の滅入る 事荒立てる 構え今やなく

 定期的に皮膚科で紫外線を浴びているが、その装置に入った時床の上のシートが濡れていた。係員に指摘したら、油が濡れていると言ったが、それは油ではなかった。一旦拭いた後、係員はそのシートを回収した。係員の様子から、まずいという表情が見え、この人はどういう対応をするのか案ずるような雰囲気も見せた。直前にその装置に入ったのは、やや歩行にも難が見える老人であった。

 引き篭もり状態の友人を散歩に誘った時、気がついたらズボンの後ろが濡れていた。何気なくそれを指摘すると、さりげなく今飲み物がこぼれた、と答えた。

 こんな時代に生きている。

 

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