今日もまた 戦い続けど 蝉は鳴き 鳥は啄み そして風流る


 

 人の営みとは別に自然の営みは無関係に進行している、かもしれない。
 昨夜紅海の海底探査のドキュメント番組を見た。そのそこには塩分濃度の濃い海水域があり、そしてそこは酸素のない世界らしい。そこに生物がいたらそれは我々生物の根源的な生物かもしれない。
 そのストーリーはざっとこんなものだ。
 ①地球が生まれた頃そこは酸素のない世界であり、最初に生まれた生物は酸素を必要としな
 い、むしろ酸素があれば死ぬ運命にある生物であった。
 ②その後地球では光合成が盛んになり、酸素割合がどんどん増えてくるようになった。生物
 は酸素に適合するように変化を遂げる一方、適合できない生物は死滅した。
 ③死滅を免れた一部は紅海の底の酸素のない世界に逃げ込み現在に至っている。

 つまり酸素のない世界に生まれた我々生物の根源的な生物が紅海の底にいるかもしれない。


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