英語学習








              走れば 見える聞こえる 考える 過去に通じる タイムトンネル


   50年以上前ヨーロッパ中を旅したことがある。多分7カ国だったと思う。今話題のクリミア半島にも行ったが、当時はソ連領、その後ウクライナ領となり、今はどういうべきだろう。ウクライナから見れば、不法占拠されたウクライナ領であり、ロシアから見れば自国領土となる。北方領土みたいなものだ。要はあの国の性根は変わらない。こんな話はさておき、帰ってきてからつくづく思ったのは、語学は必要だなー。一夏英語漬けになろうと考えたのは数え切れない。そして半世紀が経って、一夏だってそんなことが実践されたことがない。「あなたも英語が話せます」という英語テキスト商法が廃れないのは、いつまで経っても英語は話せないからだ。

 ところで愛読書の一つに藤原伊織の作品があるが、その中のどれかに主人公を助ける綺麗な女性が出て来るのがある。この作家の女性観は狭くて、ボーイッシュで向こう気の強いというものだ。ある場面でこの女性が流暢な英語を話す。驚いた主人公が、留学でもしていたのかと尋ねると、この女性の曰く。「英語学校で学んだのよ。」あんなところでは所詮話せるようにはならないというのが経験者の話だったから、この記述には驚かされた。

 さて話は戻って、要はスマホのアプリで英技学習を始めて、今日で100日経ったのだ。評価は上位2%というからびっくり。もっとも成績なんて鼻から考えてなかった。ただ英語漬けになるという50年来の思いを遂げたかっただけ。



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