会費還流問題

 

 最近よくニュースショウでよく取り上げられている。清和会の問題。気の毒なのは主に芸人コメンターのみなさん。怒りの表現を求められている状況はよく理解しているが、怒りの根源についてはとんと気が行き渡っていないようだ。

 問題の金の出どころは、パーティに参加して支払われた会費だ。今回この金の支払い者が何か文句を言っているというのは全く聞いていない。この派閥に集まったお金の一部が幹部に払い戻されたという構造だ。実際にパーティ券を売ったのは、個々のの議員。もちろん派閥の幹部もかなりの数を売ったと思われる。たくさん売ればご苦労さんと一部を手数料として支払う。まあよくあることだ。

 まあここからだ。何かやってその報酬を貰えば税金が発生するんと違うの。報酬じゃなければ贈与なん、それやったら大変やで!税金の額。

 違いますねん。政治献金ですよってに。個人的に懐に入るのと違いますねん。政治活動ってやつに使いますねん。

 それやったら政治献金として報告しとかなあかんわな。金動いて黙ってたら賄賂違うのとか勘繰られるよってにと、みんなで決めたんと違うの。

 そこですねん。忘れてましてん。なんせ国政に忙しゅうて。事務所に任せきりよってに。

 そんな言い訳通用すっかって、検事さんも言いますで。収賄とか贈賄とか小難しい暑苦しい犯罪はかなわん。スパッとわかりやすうしてくれってことで政治資金規正法ができましたんやろ。記載するのん忘れたからだけや、と軽くいうてもろたら往生しまっせ。芯には贈収賄罪が仕込まれてんですよってに。

 自分らで好きなように法律作れる立場やからいうて、軽く見てんのと違う。

 一方で政党交付金みたいな国民に金出させておいて、一方で忙しゅうて忘れたやなんて、もう言葉ないわ。北朝鮮には罵詈雑言を案出する部局があるらしいけど、そこにでも頼みたいわ。

   無能にて 妬み烈しく 老いゆけば 人は去り行き 想い拡がる

                


   


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