自画自演

 

 短歌の対象が当初は自然であったが、近頃は自分自身になってきた、と思っていたが、必ずしもそうではないようだ。対象は当初も今も変わらず自分自身でしかない。ただ表現が当初は穏当を尊びがちで、今はなんでも来いになっているだけ。

    人間がいなければこの世に謎はなく、悩みもない。だから誰というわけでもなく考える人は自分という人間に行き着く。自画自賛、自作自演・・・みんなそれらしくもあるが、結局は違う。



     

       孫娘 連れて雨中 そぞろ歩き 街角ピアノ 無聊をかこつ
   





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