能登

 

 55年以上前友人二人と能登半島を旅したことがあった。途中体調を崩して早々に引き返し、そのためもあってか能登にはいい印象が持てていない。根拠のない思いというものだ。これとは逆の場合もある。山形だ。大して根拠もないのに、碌な知識もないのに山形がずっと好きだった。一時は山形弁まで真似ようとしていた。相手にすれば馬鹿にしているのかと訝っていたかもしれない。

 まあかくなるものである。所詮好き嫌いというものは。

 しかし冷静に見れば能登はいかにも頼りなげな半島に見える。地震が早く去り、家家は頭の軽い近代的な家屋に建て替えられることを祈りたい。



     森の中 モゾモゾしている 小太り人 近寄り見れば 猫らとじゃれあい

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