お気の毒

 

 ほぼ40年ぶりに日経平均が高値更新された。長き長き日本の低迷を象徴するような出来事である。4万円弱が20万でも30万でもおかしくはなかった。バブルの弾けは特に団塊世代に強烈な印象を残し、反バブル的な人生訓を自然のものとしていった。いわゆるデフレ感覚だ。考えてみればこの連中は一旦バブルを経験している。その後の年月はお咎めと理解もできる。気の毒なのは、その後の世代だ。何も経験もせず、静かに、静かに、控えめにと強いられてきた。巡り合わせとはいえ、お気の毒なことであった。


    音符模様  真鴨が描く 冬の川 薄の観客 ウエーブして


   


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