経団連提言

 

 経団連が夫婦別姓推進の提言を行った。女性社員の実務上の不都合に目を配った地に足のついた提言だ。別姓否定論者は何を目指しているのかね。家制度の崩壊を危惧しているのか。それなら杞憂だろう。家制度は今や、墓地にしか存在しない。

 尊属殺厳罰論議を思い出す。尊属を尊重するのは淳風美俗だと声高に言い張る一派があった。事実を見ていなかったんだ。尊属殺人のほとんどは存続の虐待に対する止むを得ない反撃でしかなく、涙無くしては聞けない話ばかりだった。むしろ減刑事由に溢れていた。

 尊属殺規定の違憲裁判記録を読むといい。合憲派のいかに時代遅れの現実無視の立論かを。別姓論議も同じような流れの中にある。早く実現されることだけが関心事で、それ以外は時間の無駄だ。




















           梅雨合間 いつ降りだしても 不思議なし 渡る微風 不穏さ秘め

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