絶望の地

 

 現在の人口を維持するためには、合計特殊出生率は2・07から2・08が必要だと一般的に言われている。それ以下の数値を継続的に出している国は、遅かれ早かれ消滅するとされる。ところで24年発表によれば、日本は1・30そして韓国は衝撃の0・81である。特に1・0以下は国民が先行きに絶望していると読み解くことも難しくない。絶望している人間に先に希望を託せとは到底言えない。自分達の世代が絶えたらそれで終わり。極めて緩慢な自死と言えなくもない。

 数値を上げるためには、出生・生育に関する環境整備が求められるが、人口問題に対する啓蒙活動も欠かせない。


   






 

        切れ味の 燕スイスイ 滑り行き もたもた雀 目立たず啄む

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