3 body(三体)
表題のSF ドラマを見た。中国の匂いが強い。ヒロインもヒーローもそうかも。文化大革命を否定的に捉えているところなどは、欧米の観客の心情を慮っているように見える。かといって反体制的とは決して言えない。天安門に触れることは一切ない。
ベストセラー小説が元になっているようだ。さもありなんと思わせる。気の利いたセリフ、収まりのいいセッティング、御涙頂戴も忘れない。欧米人の心情がすっかり分析され尽くして、それに見合ったような調理がなされている。
日本といえば、侵略者予定者の使いの女性が忍者風で背中に日本刀を背負っているくらいで、ほとんど歯牙にもかけられていないのがまあある意味心地よい。
昨夜三十話のうちの八話を見たが、さて続くだろうか。問題は何に感情移入すればいいか定かでない。
木漏れ日の マダラ模様が 蠱惑的 アスファルト背に 醸す幻
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