ストーリー

  世界はストーリーで成り立っている。多くのストーリーが乱立している。ストーリーは基本的には自己の無謬性を強調するものだから、どのストーリーも自己以外は全て誤りとなる。 ところで論理的にたった一つしか真実のストーリーがないなんて信じられるだろうか?自然なのは、全てのストーリーがまやかしだと言う帰結だろう。

 さて全くストーリーのない世界とはどんな世界だろうか。それが本来人類の置かれた状況なのである。

 あまりに過酷すぎて生きていけない。だからストーリーが必要だった。嘘でもまやかしでもなんでもいいのだ。一瞬でも安堵できれば。



      乾いた森 木漏れ日きつく 駆け抜ける 炙られ 汗が 滴り落ちる

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