ド軍地区優勝・自民党総裁決定
相手の発言を理解できない若いあんちゃんでもなく、やたらと余裕をかます厚塗りの古人形みたいで、しかも理不尽な隣国をカッカさせるだけのおばちゃんでもなく、顔は怖くていじけた、気持ちの上では下手すりゃ今回で引退かと思われたおじさんが自民党のトップに立った。
今まで話したくとも誰も耳を貸してくれなかったものだから、一旦マイクを握ると話が止まらない。あまりに長くて話に筋がとっているのかいないのか、判断さえ難しい。ケチをつけるには理由がいるから、話からその理由を見つけるのは難しい。
九人の候補者の中には、議員票で推薦人数を下回った人もいた。長き人生の総括にしては極めて寂しい思いをしていることだろう。自分は実力者だと思って振る舞っていたのに下位に沈み、何十年ぶりかに鏡を見た御仁もいた。
冒頭のあんちゃんに戻ろう。応援弁士として人気を誇ったが、今後は減るだろう。短い挨拶で済む応援演説に聴衆はあんちゃんの父親を見ていたに過ぎない。父親は単に短く言ったわけではない。内容を煮詰めて煮詰めてその結果一言で決めた。「感動した!」残念ながらあんちゃんは父親のようにはならないだろう。
ところでこの父親は若い時から知っているが、不思議な人だった。言いたいことを言っているのに、派閥に所属し、着実に地歩を固めていた。周りは金銭的にヤバい人ばっかりだったのに、彼から腐臭がしたことはない。
新総裁に刷新感は全くない。総選挙は近くないだろう。彼は昨今の人気キャラとは到底言えない。政界からチャラチャラした話が減るのはいいことだ。
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