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11月, 2022の投稿を表示しています

溢れる 健康情報 辟易す 裏読みすれば 心落ち着く+統計

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  統計  昨日までの来訪者総計は3887名でした。

そろりそろり 杖突き前へ 老婆ゆく 進みゆくなら 従わんか

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      この老婆が挨拶してくれるようになっった。ただし目が合えば。

曇りおる 重たき空の その中に 白墨の粉 湿っぽき綿

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                                                     ツバキ  

鳩襲う カラスの嘴 腹裂いて 長閑な空気 慄然とす

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糞便に 塗れて暮らす 認知の君 自殺話題の 日々懐かしき

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五度の ワクチン接種 期待半ば 他に格別 すべもなければ

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雨そぼつ 道に溜まりの 笑窪あり ひらり舞落つ 紅葉一つ

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心待ち 秋カキフライ 初遭遇 潮の香薄く 心躍らず

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心中は エゴの跋扈す 伏魔殿 妬みと保身 時に強まり

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肩触れる その度落つる 儚さよ 紅葉の森 寒々しい

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                                               ロサペンデゥリナ・平磯緑地                                  

才浅し 機転も効かず 目も朧 折よく出逢えば 刮目の一首

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里桜 秋の日に咲く 間の悪い ディエゴの花も ネムノキの葉も

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枝伝い 葉の落ち行くを 目の当たり パステルカラーの スローモーション

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道の消え 迷い込みたる 脇の笹 気づけど遅し 飯豊の深山

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                                                       三国小屋から飯豊山山頂方向を望む

急病者 救護の為に 発車待ち 慌ただし中 膨らむ焦り

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                              平磯緑地・モミジバフウ

紅葉揺れ たまに落ちゆく 小春日和 海の小舟 漂い山見る

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サクラ系とニレ系の落ち葉が目立つ  

雨粒の 落つ一つだけ 道端の 朽ちたる紅葉 雨に浸るや

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   久しぶりに雨が降り天候が荒れるとの予報だったが、雨が少し降って靄っただけだった。

屯する 老爺老婆の 失せる意気 ただひたすらに 時刻むを見る

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                                               神戸市立森林植物園

敵じゃない 逃げるな去るな 木々の鳥 風の流れ ただ触れたいだけ

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         一旦枯れたエノキに新葉が出てきた。平磯緑地展望所

一千に やっと達した 2年半 うちそと詠みて 迫る内奥

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                   2018年4月平磯緑地     石川啄木先生の言を教えとして1000首創作を目指してきた。昨日それが終わった。次は与謝野晶子先生の「教え」だが、膨大すぎてなんとも考えがまとまらない。とりあえず創作ノートを変えて気分を変えよう。

肌寒く 冷気の及ぶ 芯にまで シングルモルト ひたすら想う

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   夕方の侘しい時間帯に雀が木々に集いて寛いでいる。あと少しとなった海辺のアウトレットにふさわしい光景である。

いっときに 多くの歌の 詠める日は 溜まりし思い きっかけのある

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     いっときに五首くらいあっという間にできる時がままある。多くの場合それは車中であることが多い。それは殺気だったJRではなく田舎っぽい山陽に乗った時だ。詠む対象は単一ではなく多岐に渡る。あののんびりした乗車リズムが思いを膨らませる。

秋の朝 電車に乗って 山中に 紅葉まだら 嘆息待つか

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久しくに 会わない人は それだけの 人かも知れず 切なくもある

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      久しぶりに森林植物園を訪れた。多くの人が紅葉の秋を満喫していた。帰りに三宮近辺を散策したが、どこも人で溢れていた。

普遍をば 常套の陰 潜めたる 微かに透ければ これぞ快作

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     常套を排して普遍を求めるのが自由詩の理念だという。あらゆる創作活動について言えることだから、殊更敢えて自由詩の云々にはやや違和感を覚える。

風邪気味と 出るのを渋る 認知の君 昼夜逆転 秋の空仰げ

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表せば 解き放たれて リズム乗る 新たな力 急充填

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  オオシマサクラの紅葉

マーロウ君 清々しかったよ 君の想い 何にも敗けず 突き進んだね

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   「長いお別れ」53章のうち好きなのは13章だ。ホテルで出版社の代表と待ち合わせのために待っていたマーロウ君。何気なく周りに視線を走らせていたうちに一人の女性に目が止まる。その記述に2ペイジ半を費やす。その後待ち合わせ相手と面談している最中に、口を挟んできたのが彼女なのだ。初めて読んだときなんと斬新なんだろうと思い、読むたびに同じ思いを抱いている。テーマは男の友情。何にも怯まないその姿勢は驚異であり憧れであり、崇敬ですらある。

走る舟 海渡る風 冷気帯び シャキッとする 目線を上げる

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   「長いお別れ」は、「The long goodbye」(Raymond Chandler)の訳語のようだが、なぜ「長い別れ」ではなく、「長いお別れ」なのだろうか。「お」にハードボイルドの香りを表現したのかもしれない。お粗末なことだ。