ハナニラ 民事裁判の世界にもITの波が遅寄せている。提出書類や提出証拠をメールで送ることになる。略称mints。裁判所に送れば相手型当事者にも瞬時に届くシステムだ。大きな問題点は二つ。当事者のなりすまし防止とそしてセキュリティだ。 特にセキュリティ。立ち上げ時には万全を吹聴するのが常で、現実には漏えい事案が山積みだ。100%完璧なシズテムはないと言われる。言い換えると破れないシステムはないということだ。 でも時代の流れなのだろう。言い換えると先進国がすでにやっているのだろう。 あらゆる面に遅れていてついていくのが精一杯だ。 先進的な官僚組織が引っ張る。一方で古臭い残部が足を引っ張る。いい例が死刑制度だ。犯罪はすでに国境を完全に超えている。従って取り締まる側も犯罪の国際化に応じた国際連携が必須だ。これがないと犯罪者は国境を越えることで安心を得ることになる。今日本が結んでいる犯罪者引き渡し条約の締結国は2カ国に止まる。ヨーロッパ諸国においては、日本は真っ当な国とは、人権擁護が確立した国とは認められていない。その象徴が死刑制度の存置だ。そんな国に犯罪者を引き渡して、死刑にでもされた日には、引き渡した国の人権擁護姿勢が疑われるってわけだ。野蛮な国には犯罪者といえども引き渡せな。性的少数者に対する配慮もおざなりだし、報道の自由もいい加減(あらゆる権力者に極めて弱く、忖度だらけ)。 大嫌いな官僚組織が頼りだなんてどうにかしてくれ。