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5月, 2024の投稿を表示しています

プロパガンダ

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   評決の後何人かの大金持ちが、評決に怒って、多額の献金の申し出を行った、と報じられた。  通常これらの評決が出ると支持者に動揺を来す。そこへ大口の献金が相次いだと報じられたら、あんな大金を投じる人もいるんだ、今まで通りでいいんだ、となる。  評決結果を見越した政治工作とみた。硬軟織り交ぜた工作があったはずだ。実際の献金はいいから、献金すると言う声明だけでいいと言ったかも。  魔女狩だ、政治的弾圧だ。繰り返しで新味に欠ける。選挙不正もそうだったが、具体的な事実指摘が全くない。これでは反論に力があるとは思えない。  献金続出は唯一の反撃かもしれない。  今回の事実認定は残る。ボディブロウのようにじわじわ効いてくる。例の女性との詳しいやり取りは家族間を凍り付かせる。同じようなことが山のようにある人物だ。デパートでの一件を含めて。家族が真っ当な社会生活を送ろうと思えば、あの人物を全否定せざるを得ないだろう。          梅雨間近 湿り風吹けば 負けじと でか尻女の のっしのっしと

トランプに有罪評決

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   業務記録を改竄した罪で有罪評決が出た。大統領になったら一連の裁判に関与した人間に復讐すると漏らしていたから、陪審員もそれなりの圧力を受けていただろう。  それにしても多くの人を踏み躙ってきた。例えば一連の口止め工作に関与した弁護士だ。つまらない仕事の従事させられ、あらためて真実を漏らしたら、不倶戴天の敵の如く罵倒の嵐だ。  こんな人物が当選したらアメリカの司法秩序が崩壊するかもしれない。その先行きは計り知れない。            今更に いい出来不出来 競っても 何も変わらず ひたすら詠むや

今日は

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  今日はスッキリ淡路島が望める。バックはスッキリした青空だ。        ルーティーン 全て踏まねば 収まらぬ フリーな時間 ほんの僅かなり

大雨警報

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   近頃は大雨にしろ何にしろ警報の発出が先走り気味だ。念には念を、早め早め。世間が脆弱、微温的になっているのがその一因だ。おかげで孫二人も休校の憂き目にあい、その余波がうちにきた。          雨を避け 慌てふためく 小雀の 切羽詰まるや 楽しみおるや

Jアラート

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   深夜日本中のテレビ画面が Jアラート警報に埋め尽くされた。建物内に入って、窓を閉めろって。そんなことが何の役に立つのかと思いつつ、と言って他に言葉がないのも事実。こんなことを何故やるのか腹立たしい。現実にどこかに落ちて被害が出たら、この国はどうするつもりだろうか。いっときの熱気の中で大人の思考に耐えない現実から遊離した「定款」を決めてしまった。早く現実に即したものに変えないと。        咲逝くも 後から逝くも 元に戻り 残せし痕跡 誰も知らず

高知へ

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   1年ぶりに高知を訪れた。毎年見ている牧野植物園だが、今年は感銘を受けた。新しいレストランとシンプルな建造物群だ。ここなら静かに長い時間の調べを楽しめそうだ。          もう一つは喫茶店だ。存在は昔から認識していたが、入店したことはなかった。思い切って入店してみた。そしたらそこには想像を十分すぎるくらい裏切る空間が横たわっていた。ここも静かに過ごしたい場所だ。メフィストファレス。                   南海の街 植物園で ランチして 市場の端の 茶店で憩う

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   認知症患者は平気で「嘘」をつく。晩御飯はどうしてるの?「近くのスーパーで惣菜を買っている。」トイレに行くのにも難儀しているのに、どうしてスーパーまで行けるの?今から行ってみよううか?  自分としては自分で買いに行ってたと思っていた。だから「嘘」とは言えない。こうして理詰めで問われると、自分で買いに行ったと言うのは、無理筋で、「そうだ娘が買ってきてくれた。」と正解に至る。  話がこのように円滑に進行することは少ない。自己の過去認識が結構強烈だからだ。そうしてもう一つ問題がある。結局彼はこのやり取りを記憶できない。次回同じような質問をすれば、「近くのスーパーで惣菜を買っている。」と言う答えが返ってくる。  次が本題だ。このような状況下無駄と分かっても、同じように話しかけ、間違いを訂正すべきなのだろうか。自分で買ってきたと言えば、そうかそうか、と答えるべきなのだろうか。  答えは比較的はっきりしている。その場その場では、真摯に話すべきだろう。間違いは間違いと指摘するのが筋だ。それでなければ1対1の大人の会話とは言えない。ただ残念ながらそのやりとりが記憶されないと言うだけだ。            枝切りで 空が開いた いつもの森 見紛うばかり 一際慄然

資金獲得パーティ

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   ある政党は。政治資金規正法の改正案に資金獲得パーティの禁止を掲げている、その心は即座に解し難いものがある。それでもそんなパーティが良くないと言うなら、それでそれは一つの見識と言えなくもない。ところが法案が成立するまでは、所属議員の開催するその種のパーティを容認するらしい。相変わらず本音と建前の交雑した党だね。悪いと決めたら以降するな。まあここで言いたいのはそんなことだね。        ふと気付く ここはあの世か 黄昏時 意識淡く 地おぼつかなげ

食べ物番組

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   ここはこんなに美味しいとか、ここにはこんな珍しいものがあるとか、ここはこんなに大盛りとか、エンドレスにくだらない番組が続く。「美味しい」としか言えないお約束番組。いかに視聴者がくだらないかを毎日毎日証明するためだけに存在している。見るのをやめませんか。そしたらすぐになくなるから。             本当は 言ってみたいな 言葉一つ 猫にも言えず 何年か経ち

ストレス

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    人は打ちひしがれた時、独りになりたいと思うことが多いようだ。これは、その打ちひしがれた原因が集団生活にあると瞬時に見抜き、そこから離脱すべきと悟ったからではないだろうか。思えばストレスの原因はあまねく人間関係にある。孤に戻れば今のストレスからは解放される。もちろん新たなストレスが生まれる。物理的に生き延びる手段を確保できるかと言うストレスだ。  ところで集団の中でしか生きていけないと思い込んでいる人が多いようだが、思い込みは良くない。       野猫には 人を見通す 眼力の 備わりありて 恐怖を覚ゆ

ラフロイグ

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      認知症の友人はうまいシングルモルトしか飲まない。そこで早速イオンに赴いたが残念ながら在庫はないようであった。ある時とない時があるようだ。ところでご本人にとってはうまくない酒の方がいいと言う見方もできる。  歯を重ねると酒が旨くなる。本もそうかもしれない。一方、年がいったから(病気だから)酒をやめると言う人がいた。今までの流れからするといいそうなことではあった。     こんなにも 優しいのよと 言えなくて 野猫にそっと 囁いてみる

ロコモ症候群

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   お医者さんとメールのやり取りをしていたらこんな言葉が出てきた。加齢により運動器の機能が衰えて、色々問題が起こるらしい。商品名に近いものがあるが・・。仕方ないこととはいえ、まあ鬱陶しいことに相違はない。  ところで考え方の基準に何処に標準を置くのかと言う問題がある。男女差別や性差別や貧富の問題や人種差別など諸々の問題の中で、今の世の中は何か起こると何か言うと波紋が起こり、ある意味逼塞状態にあるとも言える。あらゆる問題は解決されなければならず、そしてあらゆる問題を解決することはあり得ない。あらゆる問題が解決されることはあり得ないのに、あり得ると考えるから袋小路に入る。  ところが魔法の言葉がある。「政府が手を打つべきだ。」「行政の責任だ。」おまじないみたいな言葉だ。  世の中には仕方ないことが多くて、それらは人間の手に負えない。まずこれがあらゆる問題に対する基本姿勢であるべきだ。          経ていたら 違った色を 選りすぐり 年月耐える 絵を描けたに

学天即

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  セカンドで学天即が優勝した。全く文句のつけようがない優勝であった。6分の演技を3回行ったが、やる度に出来が良くなったのは偶々なのか作戦なのか。優勝する時の必勝パターンだ。審査には全くストレスを感じなかった。これは素晴らしいことだ。今までは何処の催しでも必ず審査に不満を残してきた。生半可な知識でファンの心情を蔑ろにすることはままあった。KとかYの名前が浮かぶ。     この日生く 驕り高ぶる日 死望んだ日 深く漂う日 息を引き取る日  

主治医

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   何気なく主治医の前を通ったら、17日から31日まで休業する旨の案内が掲示されていた。これだけ長期だと困る人がいるかもしれない。私もそうだけど。こんなことは初めてだ。珍しいことだと思われる。緊急事態かもしれない。10年前胆管炎を見抜いてくれた命の恩人だ。  案じられる。         椋鳥が 右から左 二度過る なぜかと言う癖 ホントにウザイ

転落

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    階段から転落、左脇腹と右手首、後頭部を打った。階段から落ちる際右サイドから一回転したようだ。何より驚いたのは、アップルウオッチで、すぐに「激しく転倒しました。緊急事態ですか?」とメッセージを送信してきたことだ。心強い。    エモいえぬ 不安に目を醒む 夜のある 何処から起し 何処に消ゆる    

詠めない時

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   短歌が詠めない時あえて捻り出そうとすると、ややもすると標語風になる。そんな中にもそれなりの感慨は含まれるにしろ面白くないことは間違いがない。本来の人間性が出たようで恥ずかしくもなる。ところで短歌も数が多くなってくるとなんらかの分類をしたくなる。まず思いつくのは季節ごと、詠む対象ごと、詠む時間帯ごと、等々だが、標語グループと言うのも必要かもしれない。       遠くで鳴る 駅アナウンス 海沿いの さびれし駅舎 見えねど思う

英語アプリ

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英語        英語アプリを始めて261日目だ。その日の調子によって聞き分けられたりそうでなかったり。疲れてくると俄然調子が落ちるから、集中力がとても必要な作業であることがわかる。長い期間やっていると飽きが来るので、アプリの方も色々対策を講じている。一つがランク制だ。手を抜くと現在のランクから下がることになる。下がるまいとして頑張りが期待できるわけだ。  映画を字幕なしで見ることが目標だ。これが最終目標では、この達成は難しい。もっともっと大きな目標が必要だ、今のところは第二言語への挑戦だが、どれにするか決め手がない。    ふと怒鳴る 「くっそー」一言 森の中 人気(ひとけ)気にして そしてホットし

五月晴れ

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      久しぶりにすっきりとした青空が見えた。今は少々肌寒いが何をするにも最高の季節だ。麗しいと言う表現がぴったりだ。       行き違い 常にそこに 全てを 織り込んでこそ 営為となれば

母の日

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  母の日を祝う人は子に限られる。父の日もある。こちらはやや影が薄い。ところでジジやババの日はないようだ。日頃お世話になっていないのを反映しているようだ。ところで子のない人には淋しい日となる。喜ばしく思わない人を想定できる日を作っていいのかという疑問が生まれる。多数派がそんなことどうでもいいやと言いそうだ。      鳴く鳥の 何処と目やれば 葉の揺れて 陽跳ね返して この暖かみ

殺戮者(壬生義士伝より)

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   新撰組の幹部斉藤一のこと。新撰組の対立組織高台寺党に間諜として潜り込んだ。その時の新鮮組との連絡方法は、石塀小路に囲っていた女だった。9ヶ月後斉藤は役目を終え、女との絶縁を宣言した。高台寺党殺戮の責めが女に及ぶことを恐れたためで、有金全てを渡した。女はそれを断り、一夜を共にすることだけを求めた。翌朝この女は坪庭の槙の木に首を絞って死んだ。  この話は斉藤の述懐として語られるのであるが、途中このような記載がある。「ああ、名はなんと言うたか、失念した。」  そして、この下りの最後の1行は次の通り。「名は、失念した。」  失念するわけはない。しかもそれを繰り返すわけもない。  これが浅田次郎の表現方法です。        ふと戻る 70年前 幼き子 台風の来たりて 屋根吹っ飛ぶ

全力脱力タイムズ

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    フジテレビ系列の自称報道番組。毎回のゲストは二人。一方はナイスな俳優、女優、タレント、ミュージシャンなど。もう一方はお笑い芸人。メインキャスターの有田哲平や普段は真面目顔のコメンテイター諸氏によりこの芸人がコケにされるという構成。  要はいじめのシーンが中心となっており、この向きを否定的に捉える意見も当然にある。しかし、妬み、僻みなどの俗にいう負の感情は人間本来のもので、人類が成り立つ必須のものとも言える。ただその感情の対象に目を当てると悲惨な場合も少なくなく、そこで建前としてそのいじめのようなものは無くしましょうということになっている。  一方で消えない負の感情、一方で最近勃興した建前。この二つの間隙を縫おうとしているのがこの番組のコンセプトである。最新の注意を要するのはいうまでもない。この番組で最も力を入れているのが、脚本である。膨大な時間と、労力と情報を要する作業となっている。  前述したお笑い芸人というのは、漫才のボケ担当者と言っていい。元々漫才の構成の中でも人から虐げられ、馬鹿にされる役割である。この番組はこのボケ役にスポットを当てたとも評価できる。  有田哲平は新境地を開いた。最近の芸人は、人々を笑わせる前に、自分や仲間内で笑っている。これは芸の堕落である。真面目にやればやるほど面白くなるというのがお笑い芸でなくてはならない。有田はここに戻ろうとしている。何事も中庸で当たり障りのないことばかりになりつつある世界に警鐘を鳴らしている。        独り歩き 人待ち顔の 頼りなさ 生まれし時の 凛々しきドヤ顔

進む認知症

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     8年前共に劔を登攀し、歩き始めて12時間後疲れ果てた私を支えながら室堂を宿を求めて彷徨った友が認知症を患う。その深刻になる経過を、鳥海山、大杉谷、八経ヶ岳、飯豊山と何年にもわたって登ってきた中で見てきた。今も見続けているが、ひどくなる一方だ。足の筋肉は落ちて立ち上がるのにも不自由する。将棋も当初一枚落ち(飛車か角を落とす。)でたまに私が負けるという状態だったが、最近は二枚落ちでずっと私が勝ち続けている。記憶力と構想力の減退が激しい。室堂を彷徨った二人。今の彼が私であっても不思議ではない。      不幸は 突然に来る あの時も 悲しみ癒えた すきがお好み      

大人の童話

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 壬生義士伝。主人公吉村貫一郎。新撰組の戦いの終盤、苦戦を強いられる京都から大阪への引き上げ。 二日間何も口にしていない隊士に、貫一郎がおにぎりを手渡す。隊士は一気に喰らう。そのあと「これは一体どうした?」「何個かもらってきて、若い隊士に配ってきた。今のが最後の一個。」「なぜ自分でくわなんだ!」貫一郎、その隊士の頬に残った一粒の飯を口にして、「これで満腹でござんす。」  あり得ない話ではある。童話かもしれない。       起き掛けの 浴槽鎮座 瞑黙す ほんの少しずつ 覚醒し行く

祝日が欲しい?

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       連休が明けて鬱陶しいらしい。勤め人からすれば然り。そこから話が6月に及ぶ。祝日がない。なんとかならないか。  絞り出したのが二つ、「時の日」と「空気の日」。首をかしげる向きもあろうか。後者は環境保全を念頭に置いているよう。祝日の制定については議員立法らしい。お調子者がはしゃいでいるらしい。  行政は基本的に否定的スタンスらしい。医者の休みが増えると困る?       鶯の 鳴き声滑らか 名調子 自ら聴き惚れ  やや嫌味かな

何を望むや

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   嫌な思いをしたニュース。中国で小学生が当局の圧力で学校に通えないという話。父親が「極悪非道な」奴でそのせいという。もっとも父親というのが人権派の弁護士。「極悪非道」も国によって違うということだ。なんでこの国はこうなんだ。前日テレサテンの特集を見たところだった。天安門事件の折彼女は「反軍」のプラカードまでかけて戦った。そして民主派は無惨にも敗れた。彼女は悲嘆に暮れた。直後のコメントは、周囲に目を配りながら、精一杯の思いを述べたものだった。こののち萎れた花のようになって、パリに逃れ、そして失意のうちに死亡した。流れが流れだけにその死に釈然としないものを感じた人もいた。自由に生きたい。言いたいことは自由に言いたい。これが彼女のメーセージだ。戻って、その小学生は学校に行って友達に会いたいと訴えていた。そんな思いも叶えさせてあげないのか。          綿々と 続く流れ どこまでも 初めも終わりも 清濁もなく

大谷復調

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   大谷がホームラン。昨日1本。今朝2本。しかも4打数4安打のおまけ付き。雲行きが怪しくなると、それまでの意趣返しのように、否定的な記事が乱舞する。いかにも大都会らしく、いかにも胡散臭い。アナハイムでお山の大将だった頃の方が気分はよかっただろう。大谷君が本調子となると、次待たれるのが藤井君だ。やはりというか、言わずもがなというか、棋界には羨望と妬みが溜まりに溜まっている。藤井君の不調を待ってましたという雰囲気が静かに密かに漂っている。そりゃそうだろう、凡人にとって天才は邪魔者でしかない。藤井君にとってはずっと茨の道が続く。        語れない それが悩み 一人悶え 漆黒の闇 跳梁跋扈

愁眉を開いた

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   大谷君が対ブレーブス戦の10回裏貴重な同点打を放った。この日もそれまで凡退と四球だけだったが、(二つの盗塁はいじらしい)やっと息を吹き返したような感じ。ともかくドジャースに移ってから、得点圏打率が低すぎるとか、ガチャガチャ言われて鬱陶しい。エンジェルス時代のようにお山の大将でのんびりやっていた方が良かったかも。世間の注目度が全く違う。記者も大変だ。何か記事を書かなければならないのだから。      皐月 昼下がり 風止まり 海波ヨタヨタ 四方靄る

当事者意識

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    アメリカのコロンビア大学の占拠事件に絡んで、中野信子さんが当事者意識を安易に持つことの危惧を指摘した。若年者やその思考に近い左翼には、やや耳の痛い指摘となった。当事者意識的思考はそれ以外に思考の方法を知らない層の唯一の思考の論拠である。50年前頃にもよく論議された問題だ。  当事者はずっと当事者だが、当事者意識自体は持たなくなったり、薄まったりする結構曖昧なものだ。他人に自らを擬えるのは心すべきことであろう。      思わず 場を逃げ出した あまりにも 無謀な告白 曖昧はなし   

鬱陶しい

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   藤井君と大谷君がスッキリしない状況にある。藤井君は昨日叡王戦で第3局を失い、タイトル戦で初めて連敗し、負け越した。八巻を維持し続けるのは無理がある。こんな「叡王」なんてどこから生まれたのか定かでないタイトル戦はほっぽりだすのも一策ではある。ただ合理的なマネージメントがいかにそうであれ、勝負師としてはこのまま看過はできないだろう。負けて泣きじゃくった時を思い出して、次は完膚なきまでに撃破することを祈っている。  大谷君は昨日は出場しなかった。最近のぱっと晴れない状況を反映したような巡り合わせと言いたい。悪いことが続いた。ベンチでホッとできる間を失ったことが大きいかもしれない。でもテレビを見ていると、そんな間を持っている人の方が少ないように見える。エンジェルス時代は何もかもがぬるま湯だった。ごく当たり前の状況の中で輝いてほしい。  この二人は似ている。真摯で直向きだ。    目の当たり 一葉落ちて 音のした? 湿り野進む 誰かが見てる

南眺むれば

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    視界を小舟が東から西に横切る。定めし漁港に戻る途中。南196度に朧げな和歌山の島々、目を西に振れば淡路島。本日も平穏を絵に描いたよう。以前は250度以上見渡せたのに、今はところどころ視界が切り取られている。水も無料から有料に、視界も無料はあり得ぬか。         鳩嫌い 雀好みの 散歩人 鳩寄り付き 雀逃げ惑う